令和2年第4回日進市議会定例会が12月18日に開催された。
本会議では、複数の補正予算案が取り上げられ、重要な議案が可決された。
特に注目されたのは、議案第87号の令和2年度一般会計補正予算(第7号)だ。
この補正予算は、新型コロナウイルス感染症に伴う影響を反映し、生活困窮者を支援する内容が含まれている。
舟橋よしえ議員は、一般財源を基にした応急的な支援の必要性を訴え、この補正予算の意義を強調する発言があった。
彼女は、市内の小中学校における加湿器の設置についても具体的に言及し、市民の要望に応えるべきだと述べた。
また、議案第92号である市民会館及びふれあい工房の指定管理者についても、活発な議論が展開された。
賛成派からは、地域貢献の重要性が強調され、安定した運営が期待される点が評価された。一方、反対派からは、団体交代による運営上の不安定性が懸念され、一定の継続性が求められるとの意見があった。
さらに、議案第94号の尾三消防組合規約の変更への賛成意見も聞かれた。
水野たかはる議員は、圧倒的な負担が増加することを踏まえた上で、消防対応の重要性を訴え、全体での公平な負担の反映を求めた。
終始、議論は盛況で、議案の多くが賛成多数で可決されたことが確認された。
意見書案についても数多く承認され、特に不妊治療に対する保険適用拡大を求める意見書や、養護教諭の複数配置基準引き下げを求める意見書が採択されたことは、市民への強いメッセージとなる。
これにより、日進市議会は市民の声を反映した具体的な改善策を提示する機会を持つことができた。
新型コロナウイルスの影響が続く中、地方自治体としての役割を果たし続ける中で、議会の決議がどのように市の施策に影響を与えていくのか、今後の展開が期待される。
2020年も残りわずかではあるが、引き続き市民を支える姿勢を貫いてほしい。