令和元年第2回日進市議会定例会が、開会式を経て始まった。
市長の近藤裕貴氏は、激戦を勝ち抜いた市長選挙を経て、さらなる市の発展に尽力する意向を示した。
新しい市長のもと、議会も新たな時代の幕開けを迎える。
議長の萩野勝氏は、改選後初の定例会として、市民からの期待に応えるべく議会としての使命を果たす重要性を強調した。
議案には、一般会計補正予算を始めとする10議案が提案される。
議会運営には議員の協力が望まれるとのことだった。
議案の中では、日進市自転車等の放置の防止に関する条例の改正が重要視される。
改正内容は消費税引き上げに伴い、使用料の見直しを行うものだ。
宇佐美博市民生活部長は、国の法改正に対応するための必要性を述べた。
さらに、日進市税条例の一部改正についても説明がなされた。
個人市民税の非課税措置に関する新たな対象として単身児童扶養者を追加することが主な変更内容となる。
また、環境負荷の少ない車両に対する税額軽減規定も新設される。
課税において市民の負担軽減を図る狙いがあるとされる。
議案第42号、令和元年度一般会計補正予算(第2号)においては、国庫支出金の増加を反映した内容が示され、
主に新たに実施される国庫補助事業の予算が計上される。
歳入歳出はそれぞれ6,845万4,000円の増を見込んでおり、
その総額は257億5,861万1,000円に達する見込みである。
最後に、請願の取り扱いについても言及され、
核兵器禁止条約の署名・批准を求める請願書や、映像配信の早期実施を求める請願書が議題に挙げられる。
これらの請願書については、各委員会での審査が求められることとなった。
全体として、定例会は市民の期待に応えるための重要な議論が行われる場となっていくことが期待される。