令和元年9月2日、日進市議会において第3回定例会が開催された。
この会議では、主に平成30年度決算に関する議案34件が議題に上がり、議論が交わされた。議会の運営については、萩野勝議長が挨拶し、例年の秋を迎えるにあたり、議案審議に向けた意気込みを示した。そして市長、近藤裕貴氏も挨拶し、昨今の九州北部での大雨による被害について心を寄せた。
会議の中心議題は平成30年度の各会計決算の認定であった。議案第50号から第58号までの歳入歳出決算の審議が行われ、特別会計を含む様々な決算が取り上げられた。特に、一般会計では歳入が412億1,484万円、歳出が395億9,226万円と報告され、前年に比べそれぞれどう増減したのかが分析された。
また、議案第60号及び第61号では、任期付職員や会計年度任用職員の給与に関する条例の制定が提案され、近藤市長がその内容を詳述。おおよそ、雇用の多様性を図る趣旨が見受けられた。
教育関連では、議案第82号で副市長の選任が行われ、青山雅道氏が再任されることとなった。これに対し議員から賛成の意見が多数寄せられ、青山氏がこれまでの多岐にわたる経験から引き続き市の発展に寄与することへの期待が確認された。さらに、教育委員会の委員任命に関する議案第83号も同様に可決され、市の教育政策の継続性が強調された。
議会の全体を通して、行政の透明性や職員の労務管理、近年の社会保障に関する議論が行われ、各議案について慎重な審議が求められた。市長及び議員の協力のもと、住みやすい街づくりへ向けた取り組みへの期待が寄せられる定例会となった。