令和4年第3回日進市議会定例会が8月30日に開かれ、主要議案として令和3年度の決算が審議された。
今回審議された議案は、一般会計や特別会計の歳入歳出決算及び複数の条例改正案を含む22議案に及ぶ。
市長の近藤裕貴氏は、令和3年度の決算を振り返り、収入済額が463億729万8,138円、支出済額が437億7,862万4,506円であったと報告した。これにより歳入歳出差引額は25億2,867万3,632円となり、前年より5億3,175万2,715円の増加を見せた。
また、総務文教委員会の大橋ゆうすけ委員長が、苦登校支援に関する視察結果として、教育支援センター「ハートフレンドにっしん」と日進西中学校の現状を伝えた。特に、発達障害などにより学校に行けない子供たちへのきめ細かな支援が求められていると強調した。
さらに、議会は育児休業に関する条例改正案についても審議した。近藤市長は、非常勤職員の育児休業取得要件を柔軟化することを提案し、全会一致での可決を得た。
令和4年度一般会計補正予算に関しては、光熱水費の高騰を受けた民生費の増額などが含まれ、歳出総額が297億7,843万4,000円に達することが報告された。市議会は、地方公共団体の財政健全化に向けた慎重な議論を続けていくことを明言した。
最後に、次の本会議は9月2日に予定されており、更なる議論が求められる。