令和5年9月28日、日進市議会は第3回定例会を開催し、多くの議案及び決議案が審議された。市の財政に関わる重要な議案として、令和4年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定が提案され、賛成多数で可決される運びとなった。議案第58号に対して、反対の意見を表明したのは、ごとうみき議員である。彼女は日進市の公共事業に対する認識を踏まえ、計画が市民の要望とかけ離れて進行している点を強調しました。また、道の駅事業の進行状況についても、市民との協働が不十分であることや事業の必要性に疑問を投げかけました。さらに、物価高騰が市民生活に影響を及ぼす中、生活支援策が必要だと訴えました。
同様に、議案第59号の令和4年度日進市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についても、疑念が示されました。こちらについては、賛成の立場で議論に参加した議員が多く、特に福祉厚生委員会の山田久美議員は十分な質疑を通じて本案の支持を表明しました。国民健康保険税の引き上げを批判する声も目立ち、その影響を深刻に捉えた発言が印象に残りました。
議案第66号の日進市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についても採決され、可決に至った。これは、プラスチックの一括回収の実施に関わるもので、関係者からは市民への周知徹底が重要であるとの意見が相次ぎました。また、議案第70号については、日進市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正が質疑を経て全員賛成で可決され、特に質の確保に対する懸念が議会内で表明される場面も印象的であった。
加えて、道の駅プロジェクトに関する決議案第1号が上程され、住民投票の実施を提案した。賛否が分かれる中、事業の透明性が問われる形で協議が行われ、最終的には否決となった。市民の意見聴取が重要との声が多かったが、道の駅事業に対する市の将来設計に関する議論はこれからも続く見通しである。