令和元年第4回日進市議会定例会が開催された。議題には、日進市下水道事業の設置等に関する条例の制定が含まれる。議長の萩野勝氏は、出席議員の状況を報告し、定足数に達していることを確認した。
日程の中で特に注目されたのが、日進市下水道事業の条例についてである。この報告で、水道事業が特別会計から公営企業法に移行されることが説明された。市民からは、この条例が下水道利用料金の値上げを促進するのではないかとの懸念が示された。これに対し、福安淳也委員長は、「公営企業法適用を背景に今後の経営戦略が策定され、使用料につき検討がなされる」と指摘した。
また、議案第85号に関連して、日進市部設置条例の改正に対する討論も行われた。舟橋よしえ議員は、この条例に特定の施設名を含めることについて反対意見を表明。市長の意義を考慮する必要があると強調した。
議案第86号、議会の議員報酬についても激しい議論が交わされた。白井えり子議員は議員の期末手当の引き上げについて反対を表明し、日の目を見ない企業の負担を考慮した政治的判断が必要だとの意見が述べられた。対して水野たかはる議員は、「適正な判断」として賛成の立場を取った。
同日、意見書案第5号の「「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化」も採決された。各議員から意見書の必要性が強調され、全員の賛成で可決となった。さらに、令和元年台風19号の復旧に向けた意見書案も、地元の災害対策を強化するため、原案どおり可決された。
最後に、議員派遣や日進市の将来の政策に向けた業務について話し合い、全ての議案が原案通り可決された。議長からは感謝の意が示され、令和元年第4回定例会は無事に終了した。