令和2年9月2日、日進市議会は定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。特に注目されたのが教育・福祉関連の質問である。
萩野勝議員は、北小学校青葉分校と日進中学校青葉分校の運営状況に関し、教育費や教員数の充実を求めた。市川学習教育部長が、北小学校青葉分校には児童17名、教員7名、クラス数は4クラスであると説明。また、日進中学校青葉分校でも生徒17名、教員10名、クラス数4クラスとし、総合的な支援体制を強化する考えを示した。
また、家庭児童相談室の運営においては、相談件数が減っている中で家庭内の問題が増加していることが課題として指摘された。特に虐待に関する事案が増えており、市川部長は「虐待の相談件数が昨年度より増加しており、行政と学校が連携して対応する必要がある」と強調した。
新型コロナウイルスによる影響についても議論が交わされ、宮田康之議員が市民サービスの充実を求めた。石川総合政策部長は「インターネットやメールを使った情報提供を強化し、積極的に市民に周知していく考え」と述べた。
この定例会では、児童虐待防止や教育システムの強化、また新型コロナウイルスに関する市民へのサービス向上策が大きな議題となっている。議員たちは、各種施策の徹底した実施を求め、市長や市の専門家たちも今後の対策について真剣に議論を重ねていく姿勢を示している。
これらの議論は、日進市の教育の質を保つためにも必要不可欠なものであり、今後の動向が注目される。