令和3年第2回日進市議会定例会が6月9日に開催され、議員からの一般質問が行われた。
まず、注目された第8期にっしん高齢者ゆめプランについて、萩野勝議員が述べた。この計画は、高齢者の健康や介護支援、生活サポートなど幅広い施策を含んでいる。前期計画の実績分析に基づき、更なる推進が求められる。具体的には、健康促進や介護予防事業を強化することが提案されている。
また、社会における人材育成の重要性も取り上げられた。和田総合政策部調整監は、市の人材育成についてに言及し、職員の能力開発やスキル向上を図る施策について説明を行った。今後、民間企業のノウハウを取り入れた育成プログラムの開発も期待されている。
さらに、一般質問では新型コロナウイルス対策が重要なテーマとなった。特に大橋ゆうすけ議員は、屋外での分煙に関する整備や喫煙場所の指定について問うた。健康福祉部担当部長は、具体的な施策として禁煙の呼びかけを行い、地域の健康環境の改善に力を入れると述べた。
また、災害時に電動車を用いた電力供給の取り組みについても議論が展開された。生活安全部長は、地域の強靱化を推進し、電動車の活用を含む方針を示した。地元の協力を得ながら、脆弱性に対応する施策を進める意義が強調された。
加えて、フェムテックの導入について、女性の健康課題に対する施策の案についても盛り込まれており、課題意識が共有された。健康福祉部担当部長からは、相談窓口の整備を通じた取り組みが詳述され、地域で支える社会を目指す姿勢が示された。
議会では他にも多くの施策、特に発達障害支援や障害者福祉計画が表明され、地域住民への支援の重要性が強調された。今後のさらなる対応が期待されている。
関係者からは、学区変更の影響を懸念する声も聞かれ、透明性のあるプロセス確保の重要性が示された。市民が安心して意見を述べられる場の提供が求められたことも重要なポイントであった。