令和元年第2回日進市議会定例会が7月1日に開催された。
この会議では、一連の重要な議案が審議され、特に自転車の放置問題に関する条例改正が話題となった。総務文教委員会の福安淳也委員長は、議案第39号「日進市自転車等の放置の防止に関する条例等の一部改正について」に関し、消費税率引き上げの影響を受けた内容であると述べた。
今回の改正案は、公共施設の使用料に消費税10%が適用されることに伴い、使用料の見直しを目的としている。多くの議員から意見が寄せられ、賛成意見と反対意見が交錯した。古川ひさお議員は、税の転嫁について疑問を呈し、現市民の生活が困難になるという懸念を示した。
一方、大川博議員は、消費税引き上げを踏まえた使用料の調整はやむを得ないとし、賛成の立場から議論を展開した。議案第39号は最終的に賛成多数で可決された。
また、福祉厚生委員会からは、議案第45号「日進市立米野木台西保育園の指定管理者の指定について」が上程され、賛成意見が多く聞かれた。保育園の運営に関しては、質の向上を期待する声が強く、市は委託事業を通じてその実現を目指す方針である。
この他にも、特別会計補正予算や請願書に関する議案等が審議され、議案第49号「令和元年度日進市一般会計補正予算(第3号)」も可決された。特に、核兵器禁止条約に関する請願は不採択となった。全体として、市議会では消費税関連の条例改正や福祉政策が議論され、市の運営の未来につながる重要な決議がなされたことが強調された。
会議は午後0時21分に閉会し、議長及び市長からの挨拶があり、議会の活動の重要性が確認された。