令和6年第2回日進市議会定例会が6月10日に開催された。議会の主要議題には、一般会計補正予算が含まれており、特に注目を集めた。実施に向けた行政報告に続いて、各議案の審議へと進行した。
まず、議案第44号、令和6年度日進市一般会計補正予算(第3号)についての説明があった。萩野一志総務部長が資料に基づき報告し、歳入と歳出がそれぞれ2億6,843万9,000円が追加されることを説明した。この予算の総額は346億3,816万6,000円となるという。
また、議員の質問に対し、近藤裕貴市長は、一般会計補正予算について「市民生活に資する施策に充てられる」と述べた。議案は慎重な審議の後に可決され、議会の承認を受けた。
次に、議案第46号、令和6年度日進市一般会計補正予算(第2号)の審議も行われた。この議案は、自動運転バスに関する走行空間実証実験の予算を含むもので、委託金として9,830万円が追加される。
この議案に対する討論では、賛成と反対の意見が交わされた。舟橋よしえ議員は「国からの全額補助の重要性を考慮すると、実証実験は必要」と賛成意見を表明した。一方で、坂林たくみ議員は「市民に対する説明不足が懸念される」と指摘し、反対の立場を示した。最終的に議案は賛成多数で可決された。
さらに、日進市立米野木台西保育園の指定管理者の選定に関する議案第43号も審議された。近藤市長は、社会福祉法人日東保育園が選定されたと説明。
また、議案第47号では人権擁護委員の新たな候補者として牧野かおる氏が推薦され、全議員の賛成を得て適任と決定された。