令和元年7月12日、江南市議会の臨時会が開催された。
今回は、令和元年度江南市一般会計補正予算の議案が中心となった。特に、議案第55号は重要な内容を含んでおり、議会での詳細な審議が求められた。
市長の澤田和延氏は、開会の挨拶で今定例会が重要な案件を含んでいることを強調した。澤田市長は「慎重に審議し、適切な議決をお願いする」と述べ、議会への協力を呼びかけた。
議案第55号においては、令和元年度の一般会計補正予算に関するもので、都市計画道路江南通線に関連した土地開発公社による公共用地の先行取得が中心課題となっている。この議案は、市が土地開発公社から用地を買い戻す際の経費を含むもので、1億1,375万5,000円が限度額として設定された。
掛布まち子氏はこのプロジェクトの進行の理由について質問し、急ぐ理由の詳細を求めた。都市整備部長兼危機管理監の野田憲一氏は、「事業認可を受け、権利者の意向を確認した段階で速やかに対応したい」と答えた。
次に、議案第56号に関する質疑が行われた。江南市土地開発基金の設置及び管理に関する条例の一部改正において、基金の額が増額される見込みである。この増額の必要性についても説明され、プロジェクトの進行に重要な役割を果たすことが期待されている。
最後に、追加議案の議案第57号も審議され、一般会計補正予算が変更される。この変更は、公共事業の進展と地方自治法の遵守を目的としたものである。市議会の判断により、原案のとおり可決された。
全体として、議会では補正予算に関する議論が活発に交わされ、各種案件が適切に処理された。議長の稲山明敏氏は、「議員の皆様には熱心な審議に感謝し、無事に閉会できたことを喜ばしく思う」と述べて会議を締結した。今後の市政進展に期待が寄せられている。