令和4年10月24日、江南市臨時会が開催され、重要な議案が審議された。その中心には、令和4年度江南市一般会計補正予算(第9号)があり、総額371億5,670万4,000円規模の予算案が提案された。特に新型コロナウイルス感染症に対する措置が強調された。
この補正予算は、6億7,352万6,000円の歳入歳出追加が含まれ、具体的には生活支援や環境への対応を目的とした各種事業が計上された。
特に生活困窮者支援のための自立支援金支給事業に4億2,438万7,000円、電気・ガス価格高騰に対する支援金として4億1,702万9,000円が充てられると共に、省エネエアコン買換え補助事業への501万7,000円が提案され、これにより市民のエネルギー負担軽減が期待されている。
経済環境部長の平野勝庸氏は、補助金制度を市民に周知するための手段として、「広報やホームページ、LINEの活用を行う」と説明。また、補助対象エアコンの販売価格が高騰する中、低所得世帯に対する配慮が求められている点も議論された。
造り替えや補助金の対象を一般世帯に絞らず、広く募集することが必要との意見が議員から上がり、必ずしも高価格のエアコンに限らない対応が求められた。
さらに、議案に関する質疑応答が行われ、ポイント還元事業が議論に上がり、昨年の実績を踏まえて新たな実施方針が示された。特に、キャッシュレス決済による消費喚起の重要性も強調され、経済効果が期待される様々な施策が今後の市政において実行されることが望まれている。
その後、議長による議案の採決が行われ、令和4年度江南市一般会計補正予算(第9号)は全会一致で可決された。今後の市政運営において、各議員からの様々な意見が反映されることが期待される。