令和4年3月22日、江南市議会は定例会を開催し、教育長の再任を含む複数の議案が審議された。
市長の提案により、村 良弘氏が江南市教育委員会教育長に再任されることが可決された。
村氏の任期満了に伴い、今後も教育行政において大きな役割を果たすこととなる。
市長の澤田和延氏は、教育長の能力と経験を評価し、「教育長は長年の教職員として培った経験を生かし、今後も職責を果たしてくれる」と述べた。
議案第4号の江南市新工業用地整備事業基金の設置についても議論された。
この議案では、曽本地区における新工業用地整備のための基金設置が提案され、地域経済の活性化が期待されている。議員からは、「事業を通じて地元経済の振興につながる行動計画が求められる」との意見が採取され、可決された。
次に、江南市上下水道事業経営審議会条例の制定が審議された。
この条例は、水道事業と下水道事業を統合して審議会を設置し、運営の効率化を図るものである。
委員の数は従来の20名から10名に嵩減され、議員たちは、審議会の運営の透明性確保と市民への情報提供強化を求めた。
また、年々増加する市の公共事業に伴い、江南市職員の定数条例や育児休業に関する条例の改正も了承された。採決では、必要に応じた職員数の増減が求められると報告された。
この日の議会において、江南市国民健康保険税条例及び江南市介護保険特別会計の予算が可決される一方、保険料引き上げによる市民への負担が懸念され、数名の議員から市民生活への影響に配慮した対応を求める声が上がった。
さらに、議案第31号として、江南市教育委員会教育長の任命に関する議案が審議され、村氏の再任が同意される形となった。
教育長の再任は、江南市の教育施策が安定的に進むことを市民から期待されている。