令和2年9月9日の江南市議会において、重要かつ多様な議題が取り上げられました。特に、新型コロナウイルス対策や子ども医療費助成制度、布袋駅周辺のにぎわい創出策などが議論の中心となりました。
議会では、新型コロナウイルスに関連して感染状況が報告され、9月8日の時点で感染者数は53名とされました。感染拡大防止に向けた厳重な対策が求められ、市民からの情報提供システムの強化も検討されるべきだとの意見がありました。学校や保育園における感染防止対策も話題に上がり、特に多国籍の家庭からの要望が重要視されました。
また、子ども医療費助成制度の現状も報告され、現在中学生までの医療費を全額助成し、今年度の助成額が約4億8,600万円とのことでした。近隣市町の動向を踏まえ、助成対象を拡大する必要性が示唆されました。特に犬山市が高校生まで助成を拡大した例が引き合いに出され、江南市でも同様の取り組みが期待されています。
布袋駅の周辺に関しては、現在の高架事業の進捗により、地域活性化に向けた施策が求められています。民間企業との連携を強化し、地域商業の復活を目指す必要性が高まっています。特に鉄道高架下の利用方法について、名鉄との連携が急務とされており、商業施設の導入が検討されています。
水道事業に関しては、地下水の揚水量削減が求められています。今後、規制揚水量に収束させるため、廃止を検討している井戸の管理方法について強化が必要です。井戸を防災井戸として利用する提案があり、自主防災の観点からも重要視されています。
最後に、道路標示の整備状況や県道との連携強化も議論されました。特に路側帯や外側線が薄くなっている現状に対し、早急な対応が必要だとの意見が集まり、事故防止と市民の安全が再検討されています。