令和元年12月の江南市議会定例会が開催され、議題には、重要な案件が数多く上程された。
この日の議会では、好評の高い人権擁護委員の推薦が重要な審議対象となった。市長の澤田和延氏は、「柴田広美氏の再任をお願いする」と発言し、その理由として「任期満了を控えて後任の推薦が必要である」と述べた。議会では異議なく承認され、柴田氏は引き続き人権擁護委員を務めることとなった。
次に、江南市下水道事業の設置等に関する条例の制定について、水道部長の古田義幸氏が説明を行った。新たに下水道事業の設置や運営の基準を定めるためのもので、その重要性が強調された。
また、森林環境譲与税基金についても議論がなされた。経済環境部長の武田篤司氏は、基金の設置と管理に関する条例の制定を提案し、「木材利用の普及啓発に必要な施策の財源とする」という重要な意義を発表した。
その他にも、江南市公共用物に関する条例や、道路占用料に関する改正、手数料の見直しなど、多岐にわたる議案について貴重な意見が交わされた。特に江南市公共用物の管理に関する条例の改正については、透明性と効率性を高めることに繋がると期待が寄せられている。
会議の最後に、予算に関する議案が提案された。令和元年度の補正予算は各会計で約9,270万円の補正が求められ、その内訳についても詳細に説明が行われた。