令和2年12月26日、江南市議会は定例会を開会した。重要な議案や各種報告があり、市政の進展に向けた審議が行われる。
特に、議案第79号から第82号までの条例改正に関する議案が議題に上がった。江南市議会の議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正が提案され、その内容は社会一般の情勢を考慮したものであることが説明された。企画部長の郷原実智雄氏は、人事院勧告に基づき改正する必要があると述べた。具体的には、国家公務員の期間・勤勉手当の支給月数が0.05月分引き下げられたことに鑑みて、江南市の議員報酬にも影響があることを指摘した。
また、江南市特別職に属する職員の給与等に関する条例の改正についても言及された。この措置は市庁舎職員にも適用され、新型コロナウイルスの影響を考慮してのものである。市長の澤田和延氏は、この改正が必要であると強調した。これにより、職員の給与が調整される見込みである。
さらに、江南市教育長の給与に関する条例や、市職員の給与に関する条例についても同様に改正が提案されている。地域住民にとって関心の高い内容であり、今後の市の財政状況に影響を与える重大な案件であると見られている。
この他にも、江南市に関わる多くの議案が審議されており、公共事業の補正予算が提案されるなど、行政サービスの維持向上を目指した取り組みが続けられている。特に、コロナ禍における経済状況に配慮し、施策の検討が進められている点が注目される。このような経緯を踏まえ、各議案について慎重な審議が求められている。