令和3年3月定例江南市議会が開催され、重要案件が審議の場に上がった。
昨年より続く新型コロナウイルス影響を受け、23議案と2報告が提出された。
中でも、特に注目を集めたのが新型コロナウイルスワクチン接種に関連する専決処分の承認についてである。
市は、医療従事者を対象とした先行接種が今月から開始され、今後65歳以上の高齢者に対して接種を行う予定とされている。凍結される予算は、接種体制を整えるための委託費818万円を含む。具体的には、コールセンターの開設や接種会場の運営に関わる経費が見込まれており、市民の安全を守るための重要な取り組みと言える。
市長の澤田和延氏は「昨年から続く感染拡大の影響を受け、市民の健康が最優先であるため、速やかな接種体制の確保と維持に全力を尽くす。」と述べた。
また、ワクチン接種の実施スケジュールに関しても、接種券の発送の遅れが影響し、開設されたコールセンターの予約は遅れているが、3月中旬には開始を見込んでいると伝えた。
さらに、当日の会議では、江南市職員の給与に関する条例の改正が行われ、感染症拡大防止に従事する職員への特例手当が導入されることも報告された。
地域貢献や働き方の変化を受けた新たな施策として、これらの取り組みが注目されている。
末尾に、江南市が推進している大型事業、布袋駅周辺の整備や新たな公共施設の建設計画についても審法院における議論が高まっている。
有意義な市議会となり、市民協力の下、今後も計画的で効率的な施策が求められる。