令和5年3月17日、江南市議会は重要な案件を審議し、複数の議案を可決した。この中でも、議案第28号の「江南市副市長の選任について」は、現副市長の杉浦一郎氏が退職予定であることから、新たに阿部一郎氏の選任が提案され、承認を得ることができた。
加えて、予算案件も重要なポイントであった。令和4年度の補正予算案は、一般会計の補正予算(第14号)を伴い、特に新型コロナウイルス感染症への対策や市民サービスの拡充が求められている中、可決されたことが市の財政における継続的な支援として期待される。
また、令和5年度の江南市一般会計予算も通過した。これにより、市の経済活動の安定や市民サービスの維持・向上が図られる。然而、予算案には多岐にわたる施策のほかに、特定教育・保育施設の基準改定や、放課後児童事業に関する基準などが盛り込まれた。
議案では、特に江南市道路構造に関する基準改正や、国民健康保険条例の改正案が審議された。これにより、地域の交通環境や保険制度の改善が期待される。
後、議案第18号の請願、「江南市立あずま保育園・中央保育園の統廃合と民営化中止を求める請願書」に対しては不採択となり、市民の声の反映について今後の課題が残る。特に民営化については、賛成意見及び反対意見が議論され、慎重に事を進める必要性が強調される結果となった。また、新学校給食センターについても、PFI方式にて進められることが確認され、今後の運営体制に注目が集まる。
議会閉会にあたっては、議長や市長から感謝の言葉が述べられ、次回の選挙に向けての意気込みも語られた。特に、杉浦副市長は短い任期ながらも多くの経験を蓄積し、今後の県職員としての活動に期待が寄せられた。