令和2年3月18日、江南市議会が開かれ、様々な議案や報告を審議した。主な内容には、一般会計補正予算や手数料条例の改正、介護保険に関する条例改正などが含まれていた。特に、市の一般会計補正予算第11号では、令和元年度江南市一般会計補正予算として、歳入歳出予算において305億2,131万6,000円を見込む旨が報告された。
さらに、教育部の菱田幹生教育部長が説明した議案第25号に関しては、政府のGIGAスクール構想に基づき、各小中学校に高速大容量のLAネットワーク及び端末整備を進めるものである。
議事進行中、様々な議員からは、予算的な負担や教育環境への影響について意見が上がった。特に、1人1台のパソコン導入により、教師や生徒の負担が増加する可能性を懸念する声が多かった。掛布まち子議員は、この導入に伴う教育方針に疑問を呈し、現状の教育法と整合性を疑う発言があった。
また、江南市内における巡回バスの運行を求める請願書が提出され、傍聴していた市民の強い期待が示された。市民は公共交通の選択肢として低料金で利用できる巡回バスの必要性を訴え、今後の議会ではさらなる議論が必要とされている。
副市長の選任議案については、武田篤司氏が提案され承認されないという結果となり、市の進行する各種事業に不安の声が上がった。
こうした一連の議論を経て、江南市議会は市民生活の充実を図る方向での合意形成を継続して進める必要があると認識されている。