令和4年12月定例会が開催され、江南市における複数の重要議案が審議された。
特に関心が集まったのは、議案第75号即ち令和4年度江南市一般会計補正予算(第10号)である。これは、歳入歳出予算にそれぞれ2億1,563万円を追加し、総予算を373億7,233万円に引き上げるもので、今後の市政運営に影響を及ぼす重要な決定となった。これに関連し、補正予算では、新型コロナウイルス感染症への対応も含まれていることから、コロナ影響を鑑みた予算配分が行われる。
また、議案第76号の江南市水道事業会計補正予算(第4号)も注目されている。こちらでは、歳入の見込みを1億6,777万2,000円減少させる一方、歳出については上下水道料金の基本料金を2か月間免除する取り決めが含まれている。これにより、市民の水道料金負担軽減が図られるとの見解が示された。
議案第74号「人権擁護委員の推薦について」でも、本市の人権意識の向上を目的とし新たに推薦された氏名が発表された。この提案に対し、議員からも支持の声が上がり、全会一致で賛同された。
さらに、議案第77号と第78号では、個人情報保護に関する新条例の制定が審議された。デジタル社会の急速な進展を背景に、江南市としても個人情報保護の強化を目指す方針が示された。これにより、市民のプライバシーを守る体制が整う見通しである。
最終的に、全ての議案が原案通り可決され、今後の江南市の行政運営において重要な基盤が形成された。