令和5年6月28日、江南市議会は6月定例会を終了した。本会議では副市長の選任や各種条例の一部改正が採決され、重要な議案が承認された。
最初に、議案第53号である江南市副市長の選任について、澤田和延市長が提案した本多弘樹氏が議会の同意を受けた。本多氏は、江南市に長年勤務しており、その功績と能力から多くの議員の支持を集めた。堀元議員は、「本多氏は非常に優秀であり、市政運営のための潤滑油となるだろう」と賛意を示した。
続いて、尾張北部環境組合規約の変更に関する議案では、地方の環境振興を目指し、地域振興策について議論が交わされた。大薮豊数建設産業委員長は、事業費が9億円を超える計画を説明し、「市の負担が3億円を超えるため、地域との協力が不可欠だ」と強調した。さらに、地域振興事業実施の範囲と日程について質疑が行われ、明確な方針が示された。
江南市ごみ処理施設建設事業等基金に関する条例改正案も審議された。新庁舎の建設に伴い、環境整備の重要性が再認識され、各地域の負担についても配慮が欠かせないとの声が上がった。議会では基金の適切な運用を通じて、財政負担の平準化を図る必要性が認められた。