令和3年6月10日、江南市議会で定例会が開催された。議題には重要な議案が並び、市の政策が進展していることが示された。
今回の定例会では、江南市職員の服務の宣誓に関する条例の改正が大きな焦点となった。提案を行った企画部長の阿部一郎氏は「行政手続きの見直しに伴う必要な整備」と強調し、改正内容には署名の簡素化が含まれている。
また、江南市土地開発基金の設置及び管理に関する条例も改正され、土地開発基金を減額することで一般会計に繰り入れる手続きを行う。これにより市の財政運営に柔軟性を持たせる意図がある。総務部長の本多弘樹氏は、「地域開発に伴う財源をより効率的に活用するための改正」と説明した。
さらに、江南市交通安全条例に関しては、高齢者の交通事故防止や自転車利用の安全促進が盛り込まれた。都市整備部長兼危機管理監の野田憲一氏は「市民が安全で快適な生活を送るために、具体的な施策を講じていく」と述べ、強い決意を示した。
これらの議案は、地域のニーズに対応しつつ、市民生活向上に寄与することを目的としている。加えて、令和3年度の一般会計補正予算や介護保険特別会計の補正予算も審議され、合計で約2億2千万円の調整が計画されている。