江南市議会の令和元年12月定例会において、さまざまな議題が取り上げられた。議題には、各施設の指定管理者の状況、匿名投書の取り扱い、新ごみ処理場建設について、そして市のイベントボランティア活動の再生など多岐にわたった。特に、堀元議員が提起した各種イベントについての意見が注目された。堀議員は、江南市の職員がイベントでの役割を積極的に果たしているとしながらも、市民へのアピール不足を指摘し、市職員が協力している姿を市民に広く知らせる取り組みを求めた。
また、経済環境部長の武田篤司氏は、イベントボランティア協会の過去の活動歴を示しながら、現在の会員の高齢化や後継者不足により活動が減少している現状を説明した。これに対して堀議員は、イベントボランティアの活動を奨励し、若い世代への参加呼びかけが必要であると訴えた。
次に、各施設の指定管理者について議論が行われた。堀議員は、指定管理者の体制に不備があった場合の問題点を指摘し、市が管理する公共施設の運営における一層のチェック体制の強化が求められた。特に環境フェスタの際に管理者が業務を怠ることに関する議論があった。
さらに、匿名投書の取り扱いについての質問が出た。企画部長の片野富男氏は、匿名の情報が全て受理されているわけではなく、氏名や連絡先が無い場合には内容確認後、市長決裁で情報の共有を行うと説明した。これについて堀議員は、匿名での投書が不安を増す可能性に言及し、必要情報の開示方法に工夫が必要であるとし、意見を述べた。
改めて新ごみ処理場の建設問題が取り上げられ、地域振興策についても議論が交わされた。計画中の新施設が地元住民にもたらすメリットを最大限に引き出すための意見が多く集まる中、経済環境部長は地域協力金の具体的な数字を示し、その意義を説明した。