令和4年6月14日、江南市議会において重要な議題が挙げられた。特に注目を浴びたのは、一般質問における石原資泰議員の発言である。
この中で、石原議員は、江南市の公共下水道整備区域外の浄化槽について問及し、現在の設置状況を説明した。経済環境部長の平野勝庸氏によれば、令和3年度末のデータでは単独処理浄化槽が5,227基、合併処理浄化槽が6,698基とされている。
さらに、同氏は合併処理浄化槽の普及率の向上についても言及し、他市町のケーススタディで得られた知見を活かした手厚い補助の必要性を強調した。石原議員は、合併処理浄化槽への転換を促進するための施策に関する具体的な支援策を求めた。
また、デジタル化の進展についても議論が活発に行われた。石原議員からの質疑には、市公式LINEを用いた情報発信の強化や、予約配信のセグメント化の導入が提案された。
議会に出席していた各部長は、このデジタル化がもたらす利便性向上に賛同し、早期の導入に向けた取り組みを進めていく方針を示した。
さらに、江南市におけるマイナンバーカード制度の拡充や、マイナポイント事業に関しても意見が交わされた。特に市民の利便性向上と経済効果が期待できる施策が求められており、各職員はこれからの取組みについて前向きな姿勢を見せた。
この他にも、教育長の施政方針や、公衆電話の役割も討論され、市民にとって重要な情報伝達手段としての防災行政無線や公衆電話の必要性が改めて認識された。
全体として、江南市議会は、地域との連携や市民サービスの向上を目指し、様々な疑問に対する答弁を通して具体的な施策実現に向けた熱意を示している。今後の動向に注視したい。