令和2年7月30日、江南市議会では臨時会が開かれ、議案第52号及び第53号の重要な案件が審議された。
本日は、小型動力ポンプ付積載車売買契約の締結、及び令和2年度江南市一般会計補正予算(第5号)についてが主な議題である。特に、議案第53号では、8月から来年度にかけて新型コロナウイルスに伴う各種支援策が盛り込まれ、市の財政状況と市民への直接的な影響が考慮された。
市長の澤田和延氏は、「今期臨時会の案件は、市政進展に関わる重要な内容である」と述べ、議員に慎重な審議を求めた。これにより、会議は力強く始まった。
議案第52号について、消防長の高島勝則氏が提案理由を説明した。これは、小型動力ポンプ付積載車を購入するための契約で、契約金額3,432万円で萬茂防災株式会社との契約を決定する内容である。これに対し、「火災時の迅速な対応のため、重要な装備であります」と強調した。
次に、議案第53号の令和2年度一般会計補正予算では、新型コロナウイルスの影響を受けた市内事業所への支援が大きな柱である。特に、江南市事業者応援事業では売上が前年同月比30%以上50%未満の事業者に対し、最大で10万円の給付金を支給すると報告された。この支援により、約630事業者が対象となる見込みである。
さらに、教育分野においても支援が展開され、GIGAスクール構想に基づき、児童生徒に1人1台のタブレット配備に向けた準備が進められている。来年度中にはオンライン学習の体制を整えるためのモバイルルーターも準備される予定で、地域の教育の新たな形が期待されている。
このように、江南市議会では新型コロナウイルス対応を含む様々な支援事業が話し合われている。今後の市民生活において、これらの政策がどう展開されるか注視される。議会終了後、市長は市民の福祉向上と市政の進展に全面的な協力を求め、議員に感謝の意を表明した。