令和3年9月7日、江南市議会は定例会を開催し、主に一般質問が行われた。
冒頭、議長(堀元君)は新型コロナウイルス感染症への警戒を呼びかけ、江南市でも新規感染者が増加している現状を報告した。特に愛知県では新規感染者数が全国で最も多い状況が続いている。議長は市民に対し、感染防止策を強化し、市側の対応を引き続き求めた。
日程の第一項では会議録署名者を指名し、次に一般質問へ進んだ。各議員は防災対策や消防の充実、また市民サービス向上に向けた施策を中心に質問を行った。
特に大薮豊数議員は、江南市で発生した住民監査請求について詳細な質問を行い、監査委員及び市長にその経過や対応について言及した。市長は監査の透明性を重視し、今後は市民との対話を強化していくと述べた。
また、伊藤吉弘議員は消防北分署の建設について言及し、市北部地域の住民が抱える不安を解消すべく、新たな消防施設の整備を早急に進めるよう要望した。市長はこの件に関しても前向きな姿勢を示し、総合計画における位置付けを検討する意向を表明した。
さらに、岡本英明議員は防災教育と消防活動の重要性について強調し、特に小中学校での防災教育の充実を求めた。教育長は現行の防災プログラムの内容を紹介するとともに、より効果的な啓発活動に努める意向を明らかにした。
今回の議会において、様々な意見が交わされ、市民の安心・安全を確保するため、今後の施策に活かされることが期待されている。