令和元年5月20日、江南市議会の臨時会が開催された。主な議題には、議会運営委員の選任や江南市公平委員会委員の選任が含まれた。
議長の稲山明敏氏は、議事の進行を指示した後、まず会議録の署名者を指名した。その後、議会の議題に関して、報告事項が複数発表された。特に、例月出納検査の結果が報告され、タブレット端末を通じて資料が配信された。
続いて、常任委員会及び議会運営委員の選任が行われた。議長は、各委員の構成や選任方法について説明し、選任結果が了承された。常任委員には建設産業委員会や厚生文教委員会、総務委員会が設置され、それぞれの配置に基づいて人選が行われた。
新たに設置される特別委員会は、議会改革特別委員会と議会広報編集特別委員会であり、その調査研究内容も報告された。特に、ICTの推進や運営改善がテーマとなる。
さらに愛北広域事務組合の議会議員や江南丹羽環境管理組合の議会議員、尾張北部環境組合の議会議員の選挙が一括して行われ、議長は複数名を指名し、全員が無投票で当選した。
その後、議案として江南市市税条例の一部改正と令和元年度江南市一般会計補正予算に関する審議が行われた。市長の澤田和延氏は、江南市市税条例の改正について詳細を説明し、潤いある地域づくりのための政策を強調した。また、令和元年度の予算についても議案が上程され、議員たちはそれぞれの内容について質疑応答を行った。
質疑の中では、特に補正予算に関連するプレミアム付商品券事業が議論を呼び、予算措置や運用の透明性、さらにはその実効性について多くの意見が交わされた。議員の一人は、低所得者層への配慮や、地域経済への影響などについて疑問を呈し、今後の施策改善を望む声も上がった。
最終的に、議案第39号から議案第41号については、無事に採決が行われ、全て原案通り可決された。本臨時会を通じて、各議員が積極的に参加し、江南市の未来を見据えた議論が展開されたことが印象的であった。