令和元年6月19日に開催された江南市定例会では、複数の議案が審議され、重要な撤回議案と補正予算が提出された。
今回の定例会においては、特に議案第46号及び第50号の撤回について言及が多く見られた。これに関して副市長 佐藤和弥氏は、「議案を撤回するという事態に至ったことを深くお詫び申し上げます。」と述べた。撤回の理由としては、適切に進められなかった資金調達や、必要な合意が得られなかった点を挙げた。議案の撤回は承認され、次の議題へ進んだ。
さらに、議案第53号に関する令和元年度一般会計補正予算について、総務部長 村井篤氏は、補正額4億5,604万円が必要とされている理由を詳細に説明した。特に、江南市において予定された各種事業を推進するための財源として、スムーズな運営が求められた。また、各部門別の取り組みとその費用対効果においても、透明性の確保が求められている。
特筆すべきは、江南市の健全な財政運営のために継続していくべき施策がいくつか提示された点だ。特に、教育部長 菱田幹生氏は、学校施設のトイレ改修に大きな予算が必要であるとしつつも、この改修事業は必須であることを強調した。また、保育費に関する質問も多く、こども未来部長 郷原実智雄氏は、保護者の負担が増加し過ぎないように配慮する姿勢を示した。仮に負担が増える場合でも、重視するのは低所得者層への配慮であることが強調されている。
全体を通じて、議員からは市民の目線での議案審議が求められ、今後も市の透明性を高める施策が期待されている。参加した議員たちは、今後の議会運営に対し、より一層の注意を払って運営することを約束し、会議は円滑に進められていくことが確認された。また、市民への理解が得られるよう、議会の報告や説明責任も重要なテーマであるとされた。