令和5年12月5日、江南市議会において、主要な議題に対する審議が行われた。特に注目されたのは、長尾光春議員が提案した江南市地球温暖化対策実行計画に関する質問である。長尾議員は計画の概要を説明し、その取り組みの重要性を強調した。経済環境部長の平野勝庸氏は、第一次から第三次計画までの目標達成状況を示しながら、第4次計画に基づく新たな目標にも言及した。
長尾議員は、環境問題の深刻さに鑑み、場合によっては市民参加型の取り組みを提案し、住民の理解を得ることが重要であると述べた。また、藤岡和俊議員も連携した意見を述べ、地域の特性に応じた形での地球温暖化への取り組みを促した。
また、江南厚生病院の東門整備に関する問題についても議論が展開された。堀元議員は、病院周辺の交通渋滞問題を指摘し、早急な整備を求めた。市長の澤田和延氏は、整備に向けて必要な調査を行い、進捗を報告することを約束した。
さらに、特別措置法に基づく公有財産の目的外使用に関する議論も盛り上がった。議会では、信長側室の銅像設置に関する要望に対し、適切な手続きと住所者の確認が重要であるとの意見が述べられた。議会では、事故時の責任問題や、銅像の撤去費用についての課題も取り上げられ、透明性と適法性が求められることが確認された。
最後に、いこまいCARの利用に関する議論が行われ、今後事業者から運賃の見直しを含む要請があることが示唆された。市民からの要望に基づき、より便利で経済的な公共交通の在り方についてのさらなる検討が期待されている。