令和元年9月5日の定例江南市議会において、重要な議題が多数上がった。
本会議では、市道の整備や布袋駅東再開発に関する議題が特に多く取り上げられ、堀元市議が市道の状態を問題視した。堀市議は、各地区から寄せられる要望を数値化し、現在270件が報告されていると述べ、特に道路に水たまりができやすい現状を指摘した。これに対し、都市整備部長の野田憲一氏は、過去数年の補正予算では1億円が充当されてきたが、今年度はゼロになっていることを挙げ、「予算削減は市民生活に直結する」と懸念を示した。
次に、布袋駅東再開発について言及され、地域の銅像設置についての懸念が表明された。堀市議は、公共の場に設置される銅像の考察が必要で、特に歴史的な背景を考慮すべきと強調した。フィードバックに対し、企画部長の片野富男氏は、銅像設置の追跡調査を行い、地域との対話を経て進める考えを示した。
新ごみ処理施設の設置が議題に上がる中、地域振興策が不可欠であるとし、河合市議は、環境組合による負担金や地域振興策について早急に内容を決定する必要があるとし、それが地区の要望に紐づくことを求めた。経済環境部長の武田篤司氏は、今後のスケジュールについて説明を行い、協定の締結が進むことを期待した。
さらに、生活困難者への徴収事務の改善も議論に上がった。市民に配慮した徴収体制の重要性が唱えられ、借金や滞納問題を抱える世帯に対し、生活再建を支援するために、より柔軟なアプローチが求められた。市の総務部長である村井篤君は、今後の相談窓口の重要性を強調し、より一層のコミュニケーションの確立を約束した。
最後に、空き家バンクに関する質問があり、利用促進策や他市との比較がされる中、今後は市民意見の取り入れを進め、江南市内の空き家問題の解決策を模索していく意向が示された。
このように、多岐にわたる議題が議論され、今後の江南市における各種施策が期待される。