令和３年９月１７日、昭和町議会において第３回定例会が開催された。議案や報告が多くの議題として取り上げられた。
特に注目されたのは、「昭和町固定資産評価審査委員会委員の選任について」である。塩澤浩町長は、新たに委員を選任する必要性を説明し、議会での同意を求めた。これに対して出席議員は賛成し、委員の再任が決まることとなった。
さらに、「昭和町教育委員の任命について」も議題に上った。町長は、小宮山稔氏の再任を提案し、こちらも議会からの賛同を得て正式に任命される運びとなった。小宮山氏は、議会に対して、教育の推進に力を入れる意向を表明している。
また、令和２年度の決算に関する認定も行われた。認定第１号から第７号までの一括議題として審査が進められ、金丸富一決算審査特別委員長が報告した内容において、原案が可決された。特に一般会計歳入歳出の決算認定は、町の財政運営に大きな影響を持つ重要な議題となったのは間違いない。
他にも、コロナ禍の影響で厳しい財政状況が続く中での、「地方税財源の充実を求める意見書」の提出に関する議提第２号が可決された。これは、地方自治体の財政環境を整えるための意見を国に申し入れるものであり、町議会としての姿勢が強調されている。
請願として提出された「加配定数の振り替えによらない小学校３５人学級の実施」や「中学校での３５人学級の実施」についても意見が交わされた。教育環境の充実を求める声は、議会内においても多く上がっており、町の今後の教育政策に大きな影響を与えることが期待される。
このように、多くの議題が扱われた中で、各議員の意思表明が町の将来を見据えた重要な決定となるとともに、町議会の役割が再確認される結果となった。次回以降も、議会運営に注目が集まることは間違いない。