令和5年第4回中央市議会定例会が開会した。
会議には市議18名が出席しており、会期は12月5日から19日までの15日間と決定した。議事は議案63号から81号までの条例制定や補正予算案に対する質疑を行うため、各常任委員会に付託される。また、昨年整備された地域経済活性化商品券事業については、来月使用開始予定としている。
望月市長は、行動制限のない年明けから各種イベントの再開が見られ、市民の交流人口を増加させていることを強調した。特に、フレンドシップちゅうおうが多文化共生の推進につながっているとして、各国籍の市民との交流を深めていると述べた。さらに、今年の信玄公祭りやふるさとまつりが盛況であったと報告し、市民が一堂に会したことを喜びとした。
今後の議案については、中央市行政組織条例の制定が提案され、複雑化する行政ニーズに対する組織機構の整備が求められている。これは市民サービスの向上を図るためであり、未来戦略部や福祉部の設置が含まれている。議案の審議は今後進められ、市配信の行政報告も紹介された。特に、災害時の緊急避難場所の確保に関する協定締結が前進していることも報告され、市民の安全を守る施策に力を入れていることが伺えた。
さらに、市長は市民生活や地域経済の支援を強調し、物価高騰の影響に対する迅速な対応が必要であるという認識を示した。国の経済対策に基づく補正予算案も提案されており、議会には継続的な支援の協力が求められる。
市議会の今後の動向に期待が寄せられている。