令和5年第3回中央市議会定例会が、9月1日に開会した。今回の会議では、議案や請願が多く取り上げられており、特に教育環境の改善に向けた請願が注目されている。
市議会では、会期を9月1日から22日までの22日間に決定した。この期間に、市長提出の条例案件4件、補正予算7件、決算認定10件など多くの議案が審議される。特に、議案第40号の一般会計補正予算には、3億4144万9000円の追加が見込まれ、財政運営における重要な内容となっている。市長は財政課題として、必要な予算を厳選することが必要と説明した。
また、請願第5号として、中央市PTA連絡協議会や山梨県教職員組合から提出された、教職員不足解消を求める請願も審議された。引き続き、少人数学級の推進についても議論され、小学校35人学級の実施が求められる。請願の紹介議員である笹本昇議員は、「教職員の即時確保と教育の質向上が急務」と強調した。
このほかにも、議案第36号から第46号にかけて、印鑑条例や都市公園条例の改正案も提案されており、地域の防災公園の整備など、多岐にわたる内容が取り上げられている。議長の井口貢は、議会の円滑な進行のため、出席議員の活発な意見交換を促した。今後の議論が、より良い中央市の発展に寄与することが期待される。