令和２年１２月９日、昭和町議会は第４回定例会の最終日を迎えた。議会では、各種の議案が提出され、慎重な審査の結果、多くが可決されることとなった。
特に、国民健康保険及び介護保険関連の条例改正が主要な議題となった。議案第６２号から第７１号までの九つの案件が一括して審議され、河住保茂産業厚生常任委員長が報告した。この中では、国民健康保険条例の中改正が大きな注目を集め、町民の健康を守るための施策が強調された。
河住委員長は、「地域の健康と福祉の充実を図るために必要な改正であります」と述べ、委員会による慎重審査の結果、原案通り可決すべきと決定した。これに対して、出席した議員からも異議はなく、一様に賛成の意見が寄せられた。
さらに、議題の中には不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書の提出も含まれた。この案件に対し、野田義久産業厚生常任委員長が報告を行い、議員らはその必要性を再確認した。
議案に対する審議を終えた後、議長の石原高明は、「この定例会を円滑に運営できたのは、議員皆様のご協力があったからです」と感謝の意を表した。その上で、次年度に向けた施策の実施に期待を寄せている。
最後に、今回の定例会がコロナ禍の中でどのような影響を地域にもたらすのか、その結果を見極めながら、今後さらに施策を実行していくことが求められている。特に、町制施行５０周年を迎える来年度には、多彩な記念事業が予定されているため、議会と行政の協力がより一層重要になるだろう。その結束によって、住民の生活がより良くなることが願われる。