令和元年9月5日、昭和町議会の第3回定例会が開催された。開会にあたり、石原高明議長は14名の議員が出席したことを確認し、議会運営への町民の理解を求めた。
本会議では、複数の議案が審議に上がり、その中で特に議案第35号の「押原公園園路改修工事請負契約締結の件」が重要なテーマとして浮上した。この議案については、塩澤浩町長が具体的な契約内容と金額を示し、議会の承認を求めた。これに対し議員からの質疑はなく、異議なしで可決された。
議案第36号「昭和町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定の件」の審議でも、町長は法律改正に基づく違法行為無き条例制定を支持し、この旨の了承も得た。さらに、議案第37号から第45号にかけて、地方公務員法へ関連した条例数案も次々に審議され、同様の票決で可決された。
行政報告の段階では、塩澤町長が令和元年の行政の成果と課題について報告を行った。特に地域振興に向けての施策として、ホタル公園の設置や防犯対策の充実が挙げられた。この点に関し、町長は「持続可能な成長の観点から、環境保護と観光振興が密接に関与している。」と述べ、地域の特性を活かした施策の重要性を強調した。
また、議提第1号『リニア中央新幹線山梨新駅の設置要望に関する意見書』は、地域の交通インフラを強化し、経済活性化を期待する内容であり、議員からの賛同を得て採択となる見通しであった。