令和3年4月30日、昭和町議会第1回臨時会が開催され、様々な選任と予算承認が行われた。
肝心の選任議案では、常任委員や議会運営委員、特別委員の選任が迅速に決定された。議長の石原高明氏は、議案に異議がなくスムーズに進行したことに満足感を示した。
特に注目すべきは、専決処分の承認を求める件に関する議題だ。塩澤浩町長が新たな昭和町税条例中改正など4件の案件を説明した。専決処分は、議会を招集した時間的余裕がないために行われており、議員たちもその必要性を理解しているようであった。
町長の提案によれば、令和2年度昭和町一般会計補正予算（第8号）では、主に保育士給付費に対する不足が発生した。また、歳入の増額補正が行われたことも報告された。このような補正の背景には、新型コロナウイルスの影響に伴う予算調整がある。
印象的だったのは、町長が補正予算の増額を精力的に取り組む姿勢を見せたことだ。補正額は2326万4千円となり、歳入の総額は109億309万9千円に達した。これにより、町民へのサービスが更に充実することが期待される。
議会の質疑応答では、特に特別会計関連の詳細について特定の数名からの質問が寄せられたが、いずれも町長の説明によりクリアな回答がなされる形で進行した。
最終的に、すべての提案が賛成多数で承認され、町の今後の運営が安定していくことが確認される形となった。ただし、議長は今後も議会改革を進める必要性を強調し、持続可能なまちづくりに邁進する意向を表明した。
令和3年の施策には、町制施行50周年を念頭に置いた街づくりや住民の豊かな生活の実現が含まれる。議会の役割が今後も重要視される中、皆党の協力を得て円滑な運営が求められる。