令和元年九月、昭和町議会は第 3 回定例会を開催し、複数の重要議案が審議された。
議長の石原高明氏は会議を再開し、出席議員の確認後、議事を進めた。議案第53号では、学校給食センターの増築・改修工事に関する契約の変更が承認された。町長の塩澤浩氏が「変更後の契約金額は約5億3,000万円」と説明した後、質疑に応じた。議案は、議会において賛成多数で可決され、その後、他の認定案件や議案についても審議が行われた。
認定案件では、平成30年度の一般会計や国民健康保険の決算報告が一括提起され、決算審査特別委員会の田中博愛氏がその報告を行った。各決算の審査結果は妥当とされ、いずれも認定された。この決算認定は、町の予算の執行状況を示す重要な意味を持つ。
さらに、教職員定数の改善と少人数学級の推進を目的とした請願が審議された。河田あけみ氏が請願の趣旨を述べ、「教育の質を向上させるためには定数改善が不可欠」と強調した。請願は賛成多数で採択され、教育施策における明確な要望が示された。
各議案の審議を経て、全案が可決され、議会の円滑な運営が実現された。その後の挨拶で、石原議長は台風被害に言及し、議会の活動に感謝を述べるとともに、今後の町の発展に向けた協力を呼びかけた。議会は結束して地域の課題に対処する姿勢を見せている。議会は終了し、出席者全員で一礼を交わして締めくくられた。