令和5年第2回中央市議会臨時会が行われた。議会は、各議案について議論を進め、重要な承認を行った。
議事は午前10時に開会され、議長の井口貢氏が開催を宣言した。出席議員は18名で、定足数に達したことが確認された。まず最初に、会議録署名議員として中沢美恵氏と薬袋正氏が指名された。
日程第2の会期決定については、議会運営委員長の金丸俊明氏から報告があり、臨時会の会期が本日1日とすることが決定された。続く日程では、市長提出の議案について説明がなされ、専決処分の承認要請があり、特に市税条例の改正が重要な議題となった。
望月智市長は、議会に向けて、今回の臨時会の意義を強調。この中で、専決処分の承認を求める議案第25号は、地方税法等に基づく税条例の変更を含み、特に森林環境税に関連する重要な改正として位置づけられた。
また、議案第26号として国民健康保険税条例の改正も提案。この改正により、軽減措置が拡充されることが説明された。これらの政策は、特に低所得者層に対して支援を拡充するものである。市長は「市政運営の基盤を築くため」と述べた。
続けて議案第27号で、令和5年度中央市一般会計補正予算が審議された。ここでは物価高騰対策として、低所得の子育て世帯に対する特別給付金の支給が盛り込まれ、具体的には国・県合わせて児童1人当たり10万円が支給されることとなった。特別給付金は、特に物価高騰の影響を受ける世帯を対象としている。
その後、中央市農業委員会委員の任命について、議案第28号が提案された。望月市長は新委員の推薦理由を説明し、議会の同意を求めた。全ての議案が質疑なく承認され、議会は円滑に閉会に向かった。
中央市議会臨時会は、今後の市政運営に向けた重要な決定を行い、全ての案件について議論し、承認を得られたことから、今後の議会運営にも期待が寄せられる。