令和4年第2回中央市議会定例会が開催され、一般質問が行われた。
初めに、小池満男議員が選挙公約の遂行について質問した。彼は、随意契約や指名競争入札の廃止を求め、経費削減を通じた市の財政基盤の強化を提案した。この従来の制度が、適正な工事発注において必要ではないかが問われ、彼は削減目標として最低5%を掲げ、市民利益確保の重要性を強調した。
これに対し、望月市長は、随意契約・指名競争入札の廃止は考えていないとの見解を示した。市長は、「工事の入札制度は、適正な価格をもとに実施されており、特に危険性や緊急性が高い工事においては随意契約も必要」と述べた。また、「現在、各工事の適正執行を進めており、引き続き経費削減には努めていく」と答弁した。
小池議員はさらに、中央市の環境整備についても質問し、その中で廃屋の撤去や街灯の設置要望を挙げた。市長は、環境整備は市民の安全に関わるとし、有効な対策を進める方針を示した。
また、田中輝美議員が高齢者福祉施策について質問した際、新型コロナウイルスが高齢者に与える影響と、介護者への孤立防止策が重要であることを話し、特に男性介護者への支援について求めた。長寿推進課長は、「男性介護者が孤立しないように、情報共有の機会を増やす」と答えた。
さらに、木下友貴議員が、物価高騰対策として学校・保育園の給食費無償化を提案した。市長は、コロナ禍における市民支援策として、給食費の軽減を予算案に盛り込む可能性を示しつつ、恒久的無償化は思案中であるとした。
また、温室効果ガスの削減について、環境対策監は、太陽光発電設備の導入や省エネ対策を進めているが、具体的な成果については今後の検証が重要であるとの見解を示した。議会では、持続可能な施策の必要性が議論され、地域の参加を促すことも述べられた。