令和2年第3回中央市議会定例会が9月25日に開催された。
最終日は、議案や請願の採決が円滑に進行した。
この日、重要な議題として28件の議案が審議され、承認される運びとなった。
特に注目されたのが議案第74号、令和2年度中央市一般会計補正予算(第6号)であり、総額2,502万9,000円が歳入歳出予算に追加される。
市長の田中久雄氏は、「新型コロナウイルスとインフルエンザの併発によるリスク回避を目的として、インフルエンザ予防接種費用の助成を行う」と述べた。
また、請願第3号も採択され、教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度の拡充が求められた。
この請願に関して、総務教育常任委員長の井口貢氏は、「教育の機会均等を守るためには国の支援が不可欠」と強調した。
議案が一括審議され、質疑も活発に行われたが、大きな異議は出なかった。
さらに、教育現場における課題についても意見が交わされた。
総務教育委員会が提出した意見書第2号においては、義務教育の無償化と平等な教育機会の確保が要請された。
この意見書は自発的な教育施策を通じて、教育環境の改善を目指すものであり、国に対して適切な財政支援を促すものとなっている。
最後に、各委員長の申し出による継続的審査が行われることが決定された。
市議会は今後も地域のニーズに即した施策の検討を進めていく方針を示した。