令和5年3月1日、中央市議会において第一次定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
この会議では、会期が3月1日から3月23日までの23日間とすることが決定された。議会運営委員長の金丸俊明議員は、今回の会期中には市長提案の議案として条例改正や予算案件が多数あることを報告した。
特に注目されたのは、第2次中央市長期総合計画の基本構想変更である。望月智市長は、「市の将来像を実現するための施策について、現在の社会環境に適応する必要がある」と強調した。市長は、人口減少や少子高齢化について市民の生活を支える施策の重要性を指摘した。
また、議案第3号の中央市職員給与条例中改正について、市の経済状況や人事政策を加味しながら職員の給与に対する見直しを行う旨が説明された。望月市長は、「持続可能な行財政運営を目指し、職員給与についても適切な判断が求められる」と述べた。
この会議では、中央市の施策として地域の雇用促進の重要性が再確認された。市長は、「リニア中央新幹線の開業に向けた取り組みや、観光客の誘致が地域経済に与える影響を最大限に引き出す必要がある」と語った。地域内の雇用創出についても、議論が交わされた。
さらに、令和5年度の一般会計予算案として、合計138億3,431万2,000円とする予算案が提示された。これは前年度比4.1%の増となっており、「健やかで幸せな市民生活を確保するためには、適切な財源の確保と予算配分が必要だ」との見解が示された。
市議会での質疑においても、議員たちから様々な意見が出され、より良い施策を求める声が上がった。今後の審議においては、特に防災や地域医療、教育の充実などについて議論が深まることが期待される。議案の詳細な審査は各常任委員会および予算特別委員会で行われる予定である。