令和元年第4回中央市議会定例会が開催された。
会議は、12月19日午前10時から始まり、主要議案の審議が行われた。議案第79号から第101号まで、合計23件が一括して議題となり、その中で、予算や条例案が審査された。特に注目されるのは、リニア中央新幹線に関する請願である。請願第6号では、騒音の低減を求める内容が審議され、厚生常任委員会において採択されることが決定された。
総務教育常任委員長の井口貢氏は、議案第79号に関する報告を行った。その中で、一般会計補正予算や職員給与条例の改正案について説明し、すべての案件が異議なく承認されたことを確認した。
一方、リニア中央新幹線の騒音問題は、市民の生活に直接響く重要事項とされ、田中清議員が提案した意見書第3号も提出された。この意見書は、騒音を環境基準に従って最低でも55デシベル以下とする要望書であり、提出先は山梨県知事である。市民の健康や教育環境に影響を与える可能性があることから、多くの議員が賛同を示した。
また、業務契約の変更に関しても、議案第102号が提出された。市長の田中久雄氏は、アスベスト除去工事の増工に伴う契約変更を説明し、質疑も行わず了承された。これにより、中央市では地域の環境保全にも配慮しつつ、必要な公共事業が進められることが示された。