令和元年第3回中央市議会定例会が、9月27日午前10時から議場で開かれ、議題が進められました。
会議では、各種議案が一括議題として扱われ、特に「中央市会計年度任用職員の報酬等に関する条例制定の件」や「会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件」が重要な項目として取り上げられました。これらの議案は、各常任委員会での審査を経て原案通り可決される見通しです。
総務教育常任委員会の井口貢委員長は、「教職員定数改善や少人数学級推進が求められる中、必要な制度整備を重視している」と述べ、議案第54号及び第55号の可決を強調しました。また、厚生常任委員会の田中清委員長も、保育施設に関する基準の改正を進める必要性について言及しました。特に、議案第56号から第58号に関しては、保育の必要性認定基準の明確化を図る趣旨があるとしています。
さらには、令和元年度の一般会計及び特別会計補正予算の討議も行われました。これに関して、財政課長の橘田修氏は「市の財政運営の透明性を確保し、市民への理解を求める」としました。各種決算認定の案件も並行して審査され、議案第65号から第75号中の予算に対する質疑応答も続きました。
議題の中で特に注目を集めたのは、教育関連の請願です。請願第4号「教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書」は、質疑もなく異議なしで採択され、教職員の働き方に関する改革が急務であると認識されました。請願第5号「多胎児への支援に関する請願書」も同様に採択され、地域の教育環境整備が進められる見込みです。
最後に、意見書第2号として「教職員定数改善、少人数学級推進及び義務教育費国庫負担制度拡充」に関する提案が行われ、こちらも異議なく可決されました。会議は順調に進み、最終的に各議題の処理を経て、令和元年第3回中央市議会定例会が終了しました。議長の福田清美氏は、出席した議員及び市職員に感謝の意を示し、閉会を宣言しました。