令和1年6月19日に行われた中央市議会定例会において、重要な議論が展開された。
最初のトピックは小中学校へのスマートフォンの持ち込みについての見直しだった。文部科学省の通知に基づき原則禁止されている現在、スマホ利用のニーズが高まっていることから、教育委員会は柔軟な対応を模索していると田中正清教育長は述べた。危険な歩きスマホやスマホ依存の問題も懸念される中で、持ち込みルールの再構築が課題となる可能性がある。
次に、中1ギャップについての対応が議論された。新中学生が抱える違和感やストレスを解消するために、中央市は小中学校間の連携を強化し、児童の状況を詳しく引き継ぐ体制を築いている。また、いじめや不登校の増加が懸念されている中、小学校から中学校への進学がスムーズに行われるように工夫されている。
さらに、夏休み期間中の欠食への対応についても触れられた。山梨日日新聞による調査から、夏休みに子どもが2食以下の食事になる家庭が16%存在していることが示された。中央市では、フードバンク山梨等との連携を通じ、支援が必要な世帯に食料支援を行っていくとの方針が発表された。
最後に、改元に伴う長期休暇の影響で市立保育園の休園に困ったという保護者の声が紹介された。市は今後、長期休暇についてのニーズを把握し、必要に応じて保育対応を検討すると明言した。子育て支援が充実するよう、更なる施策が求められる。