令和3年9月22日、中央市議会において、田富地区の保育園再編に関する計画が議題に上がった。これは、少子化の進行に伴う公立保育園の入園者数の減少が主な背景にある。また、自治体としても老朽化した施設の維持費を削減するために必要な政策として進められていく。
市公立保育所在り方検討委員会は、過去に5回開催され、保護者や民生委員、学識経験者などが参加。その結果として、保育所統廃合や民間移管に向けた提言がまとめられた。市の取り組みとして、保育のニーズや社会情勢を考慮しながら、地域の特性を最大限に活かしたプランを策定し、進める意向が示された。
再編計画では、田富第一保育園と田富北保育園の統合により、新設施設での定員はどうなるのか、使用されない余剰施設はどうなるのかといった具体的な計画も進行中。また、余裕のある保育士の活用方法についても議論されており、保育ニーズに応じた充実したサービス提供が期待されている。
使用されなくなる施設の今後の利用についても言及があり、社会での貢献を促進しつつ、市全体で痛みを分かち合う考えがあることから、地域ニーズに合った使用が模索されている。
さらに、「ボランティア移動・お出かけサービス」が現在進行中であるが、その内容や、協力員の数などの情報提供を強化し、利用が促進される取り組みが期待される。
このように、中央市では保育の質の向上に向けた取り組みや、子どもたちが安心して通える環境作りを進める意向があった。市民が心豊かに生活できるよう、今後も引き続き取り組むことが求められる。
次に、現在の中央市内の保育所に通う児童数については、市公立保育所への入園者は471名、民間保育所の入園者は635名、近隣市町村の保育所に入所している人数は139名と報告された。これに対し市内の入園者数は、減少傾向にあることが分かり、周辺地域からの流入も謙虚に分析される必要がある。授業内容の充実、そして地域の特色を活かした保育内容を目指す姿勢が求められている。
このように、中央市の保育事情を改善するために、公益性の高い施策が市民の理解と協力を得て、着実に実施されていくことが重要である。市役所としても、取り組みを進める中で、地域の意見を反映し、安心して子育てできる環境づくりを進めるための対応が期待されている。