令和元年第4回中央市議会定例会が開会された。重要な議題が数多く提案され、議会運営委員長の斉藤雅浩議員は、今定例会期間を12月5日から19日までの15日間とすることが決定されたと報告した。
特に注目されるのは、議案第79号の専決処分の承認を求める件である。台風19号による被害から復旧するため、931万2000円が緊急修繕費として計上された。田中久雄市長は、今回は人的被害がなかったことを強調しつつ、市民に対して高い避難意識が見られたと述べた。
その他にも、条例案14件や予算案5件が提案された中で、中でも「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化」などの重要案件がある。議案第80号では、成年後見制度を適正に運用するための条例が必要とされることが指摘されている。また、職員の配偶者同行休業に関する条例も新たに制定される見込みだ。
会議では、監査委員からの報告も行われ、令和元年の現金出納検査の結果が配布された。これにより市民に対する透明性の確保が図られている。市民の信頼を得るために、議会はしっかりした審査を行う意向を表明した。
さらに、請願第6号に関するリニア中央新幹線の騒音低減についても議論がなされ、住民の健康と生活環境保護が優先されるべきだとの意見が見られた。住民団体からは、現行の騒音基準が生活や教育環境に悪影響を及ぼすとの懸念が表明された。
本定例会でも市民サービス向上を目指す様々な議案が出され、市の未来について重要な論議がなされることが期待される。