令和2年第1回中央市議会定例会が、3月25日に開催された。
議題には、条例改正や予算審査が多く含まれており、議員たちは数々の案件について審査を行った。議長の福田清美氏は、出席議員の協力を求め、会議の円滑運営を促した。
最初に発言取消しの件が議題にのぼり、田中清議員の発言取消しが許可されたとの報告があった。その後、議案第1号から第31号までの一括審議に移る。総務教育常任委員会の井口貢議員は、委員会開催の結果報告を行い、以下の件について異議なしの意見が示された。
- 中央市自転車等の放置防止に関する条例中改正
- 地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正とそれに伴う関係条例の整備
- 中央市空家等対策審議会条例中改正など
さらに、各議案に対する質疑を経て、採決が行われ、多くの案件が原案のとおり承認された。また、追加議案である一般会計補正予算も無事可決される運びとなった。
一方、木下友貴議員による反対討論も注目を集めた。議案第17号、令和2年度中央市一般会計予算に反対の立場を表明し、国民健康保険特別会計からの繰入れについて、市民に与える影響を懸念した。彼は「国保特別会計も制度見直しに直面し、安定的運営が難しい状況」などと述べた。
続く議論では、経済状況が厳しい市民生活への配慮が求められ、重要な議案が数多く通過した。最終的に、議案第33号及び第34号の教育委員会関連の任命についても同意を得て、今後の教育行政に期待を寄せる声が上がった。新しい教育長の石田秀博氏は、仕事に精進することを明言し、皆の支援を求めた。
昨年から続く新型コロナウイルスの影響により、議会運営にもさまざまな調整が求められ、終了後は今後の持続可能性について議論が続いた。このように、最終的に全議案・請願が議論され、会議は無事に終了した。