令和2年第4回中央市議会定例会が12月4日に開会した。
この会議では、会期が12月4日から17日までの14日間に決定された。議会運営委員長の斉藤雅浩議員が開会の口火を切り、提出された議案について概略説明が行われた。今回は条例案件が3件、補正予算が6件、その他の案件が計16件である。
市長の田中久雄氏は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応や市民の支援策を強調した。特に、医療従事者や市民、事業者に感謝の意を表す中で、さらなる感染拡大予防の重要性を訴えている。今後、市は「新しい生活様式」の実践を呼びかけ、身体的距離の確保やマスク着用、手洗いの徹底をお願いする方針だ。
また、議案の中には中央市消防団員の定員や国民健康保険税条例の改正、スポーツ施設条例の見直し、新型コロナに関連する補正予算が含まれている。特に、議案第83号の令和2年度中央市一般会計補正予算では、364万円を減額し、全体で約173億円に相当する。減額の主な要因は新型コロナによる市民等への支援策に関連している。
さらに、請願第4号として、有機農業促進と学校給食の有機化に関する条例制定を求める請願書が紹介された。この請願は、地域の食の安全を確保し、子どもたちの健康を守ることを目的として、国際的な潮流に合わせた対応の必要性が訴えられた。名執義高議員がその意義について述べ, 地域農業の振興が重要であると説明。
このように、定例会における議題は新型コロナによる影響が色濃く反映されているが、地域の食の安全や教育に関連した課題も含まれている。今後の審議において、具体的な政策への反映が期待される。