令和2年3月の中央市議会にて、市民サービス向上に向けた新たな施策が発表された。
職員の資質や能力向上に関する取り組みが強調され、職員一人一人が市民との接点で期待される対応を実践できるよう、研修の充実が計画されている。桜木達也総務課長は、「職員の質の向上を図るために、定期的な接遇研修を実施し、実技を高める機会を設けています」と述べた。職員が自ら考え行動することで、より良い市民サービスを提供していく姿勢が求められる。
また、笑顔のあふれる庁舎作りも重要視され、職員間でのコミュニケーションを促進する取り組みが進められている。桜木課長は、「笑顔のある職場づくりへの取り組みは重要で、上司からの励ましや部下との良好な関係が必要です」と指摘した。建設的な職場環境の中で、職員が活躍し、地域に貢献できるような方向性が示された。
一方、職員の悩みや困難に対する相談窓口が設けられていないことは課題として挙げられている。職員が抱える問題が容易に相談できる環境の整備が求められる中で、職場の風通しをより良くするため、心の健康をサポートする体制づくりの必要性が強調された。「各部門でのサポートを通じて、職員自身が安心して業務に取り組める環境を作っていきたい」と語った。
豊富支所や玉穂支所に関しても、地域の窓口としての役割が再確認され、災害に対する支所の機能についても議論が行われた。両支所は、避難所や医療救護所としての機能を持ち、支所職員の配置や防災訓練が重要であるとの認識が示された。新年度に向けての体制や災害時の対応が期待されている。
更には中央市の地域防災計画においても、これまでの社会情勢への適応が求められ、支所機能の重要性が指摘される中、災害に備えるための具体策が検討されることとなった。