令和2年6月24日に中央市議会定例会が開催された。この中で、豪雨や台風に対する防災対策や新型コロナウイルス対策が重要な議題として取り上げられた。特に、大洪水を想定した訓練の必要性が強調され、そのための具体的な施策についても検討が必要とされた。
金丸俊明議員は、洪水・土砂災害ハザードマップに基づく避難計画に言及し、特に高齢者や障がい者に向けた避難対策が重要であると述べた。例えば、避難時に自宅の2階などに留まる選択肢を持たせることや、避難が難しい人々へのサポートを強調した。また、災害訓練については実際の避難所を想定した体験が必要であると指摘した。
さらに、市の危機管理課は大洪水が発生する前の準備が何よりも重要であるとし、他の自治体との連携を強めることが大切であると回答した。特に、大雨時の避難所の開設にあたり、コロナウイルス感染症に配慮した運営が求められ、そのための具体策が必要であることが確認された。
また、田中輝美議員は新型コロナウイルスに感染した医療従事者に対しての差別やいじめの防止についても言及し、教育現場においての指導の重要性を訴えた。この点については、教育委員会も取り組みを強化すると表明した。
議会ではその後も、避難所での電源確保や、避難所運営における新たなルールを設ける必要性が議論され、前向きな検討が求められた。これにより、地域全体で災害時における協力体制が整備されていくことが期待されている。